住職より


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住職紹介

現住職は55世です。大学卒業と同時に晋山し、住職歴は42年になります。高校教員歴も同様に42年であり、現在も再任用で勤務しております。(2022年4月1日現在)
仏事も教育も、既成概念や形式にとらわれず、本来の目的を大切にしたいと考えております。常日ごろ、時代のニーズに即したものを模索しております。
住職がお経を唱えるだけではなく、参加型です。仏像やご真言、印相、お経などについて説明させて頂いたり、写経・写仏・阿字観・月輪観等の体験や奉仕活動等を一緒に実践したりすることもできます。

住職挨拶

住職歴、教員歴共に42年。大学の心理学コースを卒業しているので、皆さんの心に寄り添えるのではないかと思います。
既成概念や形式にとらわれない、人間本来のあり方、生き方を模索しています。教員としての授業は講義式ではなく、生徒が主体的・対話的で深い学びができるようなアクティブラーニングを実践しています。僧侶としての葬儀や法事も僧侶がひたすら読経するだけでなく、できるだけ参加型で執り行います。

人は「死んで終わり」ではありません。「他界する」という言葉があるように、人は現世を去った後、仏の世界で生きて行くのです。仏教の場合は出家して仏道修行をする事になります。そのために「戒名」(出家して僧侶・尼僧の名前)が必要となるのです。仏道修行は衆生救済です。つまり、悩み・苦しみ・困っている人を救済するということです。現世に生きる私達が彼らを弔い、仏道修行を応援し、その行為に感謝し、また逆に私達は故人に見守られ、助けられるという相互扶助的関係で、共に精進していくのです。与えられた命を大切に、今日という日を精一杯生きていきたいものです。誰もが人を嫉んだり、貶したりすることなく、心穏やかに生きていきたいものです。そのような世界を築くために「仏教」が存在するのだと思います。「阿字観」「月輪観」の体験を通して、少しずつおわかりいただけると思います。少しでも仏の教えを理解できれば、何かが変わります。

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